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なぜ「ささま」だったのか? 「ICAF(国際陶芸フェスティバル)」のこと。 [ギャラリー散歩]

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2011年11/26(土)・27(日)に行われた
「ICAF(国際陶芸フェスティバル)」!
アクセス等については、すでに書きましたが、その大変さゆえに、
「なぜ『ささま』でやることになったのか?」と、多くの人に訊かれました。
ぱらぽんもそのことに興味があったので、ちょっと訊いてみました。
電話を掛けて訊いてみたお相手は…、
「国際陶芸フェスティバル実行委員会」の北島亨委員長。

委員長曰く、
「ささま」は、山の中の集落で、高齢者が多く、
「限界集落」と呼ばれるような地域であること。
小中学校は、4年前に廃校となり、
小学校の建物を「島田市山村都市交流センターささま」として
リニューアルして開館したのが、2年半前。
北島委員長はその館長さん。
地域の活性化のために、センターで陶芸教室などをやって、
地域の拠点となるようにしたい。
そこで、講師となってくださったのが、今回の「ICAF」の
アートディレクターをしてくれた「道川省三」さん。
道川さんは、廃校前に小学校最後の運動会の練習を見ているそう。
道川さんは、センターに何度も訪れて、
この小さな美しい村を大変気に入っており、
お酒を酌み交わしながら、地域の人といろいろな話をするうちに、
世界で活躍する陶芸家たちを、この地に集め、
作品の展示や販売、ワークショップなどをすることを思いついたようです。
昨年(2010年)の秋、いらしたときに、自分が世界の友人たちに声を掛ける、
来られる人が決まったら、連絡するからと言ってくださったそうです。
その数ヶ月後の3/11に、東日本大震災が起こります。
その結果、東日本の窯業地の多くが被害受け、
中でも福島では、原発のために避難を余儀なくされたそうです。
震災の被害を受けた仲間たちを支援するためにも、
皆さんで、このイベントをやるしかない!と思われたそうです。
とはいうものの、大変なイベントで、問題もたくさんあったようですが、
島田市や静岡県の後援を受け、地域の人達もこれを契機に
「ささま」を盛り上げようと、がんばることになったそうです。
北島委員長は、
「いろいろと問題があることも覚悟していたし、
不十分な点もあるだろうけれど、やるしかない!
できない理由を言っていてもしょうがない、
できることをやるだけだ!」
と開催を決めたそうです。

ぱらぽんの目から見てみると、
確かに、台風や大雨による道路の不通はアンラッキーでした。
でも、マンパワーでよくフォローされているなあと思いました。
残念ながら、バリアフリーとまではいきませんでしたが、
次回への課題としてクリアして欲しいものです。

友人の前田くんの感想など聞きましたが、
参加した若手の陶芸家たちにしてみると、
世界で活躍する陶芸家15人と、同時に会うことができて、
その技や作品を目の当たりにできる、そして、自分の作品を、
そういう方々に見てもらい、意見や感想を言ってもらえる、
日ごろ気になっていること、悩んでいることなどを相談できたり、
同年代の作家たちとも意見交換でき、刺激し合える…、
こんなに密度の濃い時間を、こんなに身近な場所で体験できるのは、
あり得ない!素晴らしいことだ!と言っていました。
世界を身近に感じられたのでは…、と想像します。
若手の作家たちが、自分のブースを放っておいて、
ワークショップに詰めかけるのもわかる気がします。
彼らにとって、本当に至福の時だったでしょうね。

作品を売る時間が持てていたら、もっとよかったでしょうね。
世界の陶芸家のほとんどの方は、自費で参加していたと聞きます。
それってすごいことですよね。
作家さんたちも、「ささま」での滞在を喜んでいたと伺いました。
今後は、2年に1回くらいはやりたいという話も出ているそうです。

部外者のようなぱらぽんですが、勝手に提案させていただくとしたら…、

◎「KAGUメッセ」のように、プロたちの商談日と、一般も参加できる日を分ける。
作家たち同士が、交流できる日を3日くらい設けて、
ワークショップ、シンポジウムなどたくさんやって、
週末の土日には、全ての作家さんたちが、来場した一般のお客様のために、
お話をしたり、デモンストレーションしたりして、自分の作品をPRする。

◎できたら、一般開放日には、作家さんたちは大井川鐵道の各駅にお店を開いて欲しい。
フリーパスの乗車券で、大井川鐵道を自由に乗り降りして、
作家さんたちと交流したい。
全てを見ることは大変だから、寸又峡や、川根温泉に泊まって、
両日時間をかけて、作品・作家巡りをする。
なんてのはどうでしょう???

◎あんなにたくさんの器が並ぶのなら、それらの器で
お茶やお菓子を食べてみたい!
地域のこだわりの和菓子屋さん、お茶屋さんとコラボして、
自分が気になる器で、好きなお菓子を選び、好きなお茶を選んで、
大きな自然の中か、地域の古民家で、味わってみたいですね~。

とまあ、思いつくままに書きました。
間違いや、ニュアンスの違いもあるでしょうから、
気付いたことがあったら、ご指摘くださいね。
もし、この記事を関係者の方が読んでくださったのなら、
皆さんの思いの丈を、コメント欄で語ってください。
ぱらぽんは素晴らしいイベントだと思うので、
今回、課題となっていたところを何とかクリアして、
次回に活かしてくれて、さらなるいいイベントにしてくださったら…、
と思います。

交流センターささま」のサイトには、情報がたくさんあります。
貴重なワークショップの写真もあります。
ぜひ見に行ってください。

最後になりましたが、関係者の皆さん、本当にお疲れさまでした。
次回の開催も楽しみにしています。
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実行委員会

詳しい分析、アイディアまでいたただきましてありがとうございます。
今回のフェスティバル、地元では「まちづくり」のきっかけとしたいと位置づけ、陶芸関係の方々は、まれにみる世界の陶芸作家と交流する機会だということ。この二つが良い意味でコラボしたと思っています。
いずれにしても、多くの方々に支えられて開催できたということは、間違いないことで感謝しています。
次へのステップとしたいと思います。
よろしくお願いします。

by 実行委員会 (2011-12-02 19:20) 

ぱらぽん

実行委員会さま、コメントありがとうございます。
本当にいいコラボをなさいましたね。
地域の方のがんばりは、いかばかりか!!
と何度も思いを馳せました。
いい人材が揃うと、素晴らしい化学反応を起こすと思います。
自分が陶芸をやっていて、ワークショップ三昧な日々を
過ごせたら…、と想像しただけで、わくわくしました。
夢がある若者たちが、やりたいことをやって、
幸せに暮らせる世の中になって欲しいです。
また、ささまに遊びに行きたいと思っています。
道が復旧するまで大変ですが、がんばってお過ごしください。
by ぱらぽん (2011-12-02 20:37) 

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